開運・幸せの青いふくろう

青いフクロウ

タイトルは「開運・幸せの青いふくろう」です。

今回、春というテーマと、できるだけ左右非対称で作るように、という課題がありました。

春は芽生えの季節なので、生命を感じさせる動物が良いだろうと、で、ふくろうならば、首がぐるりと回るイメージなので、顔とカラダで左右非対称にできるだろうと考えました。

そして、ふくろうを削り始めたあと、プレゼンという課題が加わり、色を塗るという新たな流れが出てきて、この作品の意味など、いくつか後付することになったのですが、まとめてみました。

まず、あらためて「ふくろう」について調べました。調べてみると。ふくろうは、はるか昔、エジプトで、都の守り神とされていました。ギリシャでは賢さ、知恵の象徴でした。北海道のアイヌ民族にとってふくろうは、森で一番偉い、神様の化身と伝えられてきました。

また、ふくろうには「苦労しない」という語呂あわせがあり、縁起の良い置物などのモチーフとしても人気があるということが分かってきて、このふくろうも縁起物にしてみようと考えました。

神社のふくろう像

ふくろうを求めて池袋へ

そして、色を塗る段階になって、リアルな色にする予定を変更して、ラピスラズリという鉱物の群青色を塗ることに決めました。

では、ラピスラズリとはなんなのか? それは、12月の誕生石。ラピスラズリは深い青色の天然石です。ラテン語で石を意味するラピス、ペルシャ語で青を意味するラズリ、が名前の由来とされています。

人間との関わり、その歴史は古く、紀元前5,000年頃からエジプト、中東、インド、中国などで、特別な力を持つパワーストーンとして大切にされてきました。エジプト、ツタンカーメン王の黄金のマスクにも使用されているので有名です。特に魔除け、トラブル回避に強い開運効果があるといわれています。

春というテーマについても、たとえば五月病、心が病んでいる人を癒す効果を狙う、ふくろうの置物という意味を与えました。あと顔と胴体の大きさは、約1対1.618の黄金比にしました。

これで、春のテーマ、左右非対称、黄金比、ふくろう、青・・・というバラバラのキーワードを「開運・幸せの青いふくろう」として、ひとつにまとめることが出来たんじゃないかと思います。

それで、「この作品を通じて伝えたいこと」なんですけど、僕は日ごろ、開運グッズとかパワーストーン関連商品を扱うことがあり、お客さんから、主にメールで、悩み相談などに対応することがあります。

そのたびに「人の幸せとは」について随分と考えさせられます。一応、不満や不安を感じていない状態が幸せである、という結論にたどり着いています。

最近では、木曜日のS先生の授業で、幸せの条件として、1健康、2生活に必要なお金、3良好な人間関係というお話を伺って、また少し考えました。

たとえば自分のケースで言うと、10年前。僕は今よりもカラダは健康で、お金もありました。人間関係も今よりはマシだったと思います。

今、知力、体力、気力が衰えて、お金も無く、友達も減りましたが、10年前よりは幸せです。

ふくろう前後左右

全高440ミリくらい 重そうに見えるがとても軽い

もしかすると、幸せであると信じていたいだけなのかもしれませんが、それでも、幸せの条件の満たされ具合と、幸福度が、必ずしも比例するわけではないと、実感しています。

これは考えてみれば当然で、たとえば、2の生活に必要なお金ですが、日本とバングラディッシュあたりでは、生活に必要な金額は変わります。たかが国境を越えただけで、お金の価値や求められる生活レベルなど、まるで変わってしまうので、お金は幸せの条件に加えられないと。

3の良好な人間関係についても、人と人の距離感など、人により感じ方が様々で十人十色だと思います。たとえば、友達100人いても満足できない人もいれば、友達は自分自身一人だけで充分と考える人もいます。どのような状態を良好とするのか、個人差が大きいと思います。

最後の健康については、例えば、五体不満足で有名なオトタケ君のカラダは、決して健康とはいえないと思うのですが、たぶん、オトタケ君は幸せだろうと。

そうすると、残るは心の健康。結局、気の持ちようで、心構え次第で、いくらでも幸せになれると思いました。タイトルが「開運・幸せの青いふくろう」なので、あくまでも自分なりの「幸せの条件」とは、「心の健康」であるということを「この作品を通じて伝えたいこと」にしたいと思います。

~製作段階で苦労したこと~
思い通りに表現できなかったり、技術的に難しさを感じたりする部分はありましたが、楽しく作業できたので、苦労はありませんでした。

~自己採点~
あくまでも自己採点ということならば100点です。

以上です、どうもありがとうございました。

(制作:2014年)

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